みなさん、こんにちは。
経理部の白井です。
引く人が自分ひとりだけというくじ引きを想像してください(実際にはそんなシチュエーションは無いと思いますが、)。
どれが当たりくじかを知るためには全部のくじを引いてしまうのが手っ取り早い方法です。
今回は、そんなお話し。
「Trial and error」
白熱電球を発明した発明家トーマス・エジソンは次の名言を遺しています。
・失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ。
・失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功とおなじくらい貴重だからだ。
失敗がなければ、何が最適なのか分からないだろう。
冒頭の例え話しと照らし合わせてみてください。
ここに業務改善の大きなヒントがあるのではないでしょうか。
「早く、小さく、失敗する」
これは、わざと失敗しろ、と言っている訳ではありません。何が正しいのかを見つけるためにはPDCA(計画→実行→評価→改善)サイクルを早く回すことが大切だ、という事です。
もちろん、試してみる前に「切り戻し(やり直し)」が可能な状態にしておく事は当然ですが、バックアップを取るなどしておけば、やり直しがきかない業務というのは滅多にありません。
「最悪なのは遅く、大きく、失敗すること」
経験上、良くも悪くも「自分が何とかしなければ回らない」業務や、「画期的な方法を見つけなければ納期が間に合わない業務」をいくつもこなして来ました。
そんな時、いつも「なんとかなった」のは、日々、コツコツと行っていた業務改善の効果が多大にありました。
業務改善は、一見すると、やらなくても誰も困らない仕事と思われがちな仕事の代表格みたいなところがあります。
しかし、そこでの創意工夫は問題解決能力を底上げしてくれます。
結果、「やってきた人」と「やってこなかった人」との実力は大きく乖離します。
仕事をするうえで「まず、やってみる」という、日々の積み重ねこそが、最終的にその人の実力になるのではないでしょうか。
引いてはいけないくじは、そうは無いはずですよ。