お久しぶりです、ここ最近タンパク質の重要性を再認識している土井です。
さて、今までのブログでは筋トレの話やら映画の話やらばかりしていて、肝心のラーメンの話をしていませんでした。
そのため今回は真面目にラーメンについて語りたいと思います。
テーマは、ラーメンチェーン店「ラーメンショップ」です。
まずはお店の紹介から。
今回お邪魔したのは津島市にある「ラーメンショップ本店」です。
この赤い看板が目印です。
ラーメン屋には珍しく、朝9時から営業しています。この日は日曜日の朝9時に行ったのですが、開店前から行列が出来ていました。
ネギチャーシュー大(1,100円)
このラーメンの特徴は、東京豚骨ラーメンと呼ばれる醤油ベースのスープに豚骨だしを合わせた濃厚なスープ、さらにそこへ独自調味料「クマノテ」で味付けされた細切りネギを乗せるところです。このネギが非常にクセになる味でして、思わず何度も通ってしまうのです。
ラーメンショップという名前は、おそらく愛知県在住の方にはあまり馴染みのないものだと思います。それもそのはず、愛知県内には津島市、春日井市、東海市の3店舗しかないからです。しかし、全国における店舗数はなんと300店舗を超えていると言われています。この店舗数は、「天下一品」や「来来亭」、「花月嵐」をはるかに上回り、「スガキヤ」と肩を並べるほどです。しかし、関東を中心に展開しているため、東海地方や関西地方ではあまり出店していないのです。
その歴史は1960年代から始まったとされています。ラーメン業界は厳しい世界で、開店してから3年以内には7割のお店が閉店してしまうそうです。そんな厳しい業界にも関わらず、ラーメンショップは50年以上生き残っているのです。
今回お邪魔したラーメンショップに「本店」と名前が付いていますが、こちらは「愛知県の本店」という意味だそうで、実際の本店は東京都大田区にあるとされています。
先ほどから曖昧な表現が多く、皆様も不思議に思っていることだと思いますが、これには理由があります。このラーメンショップなのですが、創業者の意向により、テレビや雑誌の取材をすべて断っているのです。さらに公式ホームページも存在しないため、その全容が分からないのです。
さて、このラーメンショップですが、なぜここまで店舗を拡大できたのでしょうか。当然ラーメンが美味しいという理由もあるのですが、もう一つの理由として、フランチャイズ契約が自由過ぎる、ということがあります。普通のフランチャイズ契約ですと、店舗が本部から経営ノウハウや調理方法等の提供を受け、その対価として店舗が本部にロイヤリティを支払う、というのが一般的です。しかし、ラーメンショップのフランチャイズ契約においては、ロイヤリティが一切発生しないのです。では、どうやって本部が利益を出しているのかと言うと、各店舗で材料や食器などの備品を本部から割増で仕入れてもらうことにより、それをロイヤリティの代わりとしているのです。さらに、そういった仕入れさえ強制ではなく任意だという噂もあります。
また、普通のチェーン店ならどのお店に行っても同じ味を楽しめるものですが、ラーメンショップはお店ごとに味が違います。なぜなら本部からの調理方法の指定がないため、各店舗で自由に作っているからです。そのため、逆にその味の違いを楽しむために、全国のラーメンショップを巡る熱烈なファンもいたりします。さらにメニューも各店舗で自由に決めているため、ラーメンだけでなくチャーハンや定食、果てはカレーを提供している店舗まで存在します。
他にも、各店舗で味が違うため、「日本一おいしいラーメンショップ」という謎の称号が生まれていたりします。ちなみにそのお店は茨城県にある「ラーメンショップ 牛久結束店」です。一度その味を確かめに行ってみたいものです。
お店ごとの違いを調べるため、私は愛知県内のラーメンショップ3店舗を回ったのですが、メニューは全て同じでした。しかし、やはり味が微妙に違っていて、津島市>東海市>春日井市という順番で、津島市は一番味が濃く、逆に春日井市はあっさりしていました。
余談ですが、先日豊田市に行ったとき、「ネギいちラーメン」というラーメン屋に立ち寄りました。本当に偶然なのですが、なんとそのラーメンがラーメンショップのネギラーメンに似ていたのです。あくまで推測ですが、このネギいちラーメンもラーメンショップ系列のお店ではないかと思われます。
ラーメンショップの謎は深まるばかりです。
そんな謎に満ちたお店に、皆様も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。
お店データ
店名:ラーメンショップ本店
住所:愛知県津島市白浜町林造14
営業時間:9:00~19:00(火曜日のみ9:00~16:00)
定休日:水曜日