みなさん、こんにちは。

経理部の白井です。

 

今回は、人間は決して分かり合えないのかも、という悲観的な?お話し。

 

仕事をしていて、ふと20年程前にベストセラーになった「バカの壁」という本のことを思い出しました(それにしてもすごいタイトルですね、)。

 

どんな内容だったかな、と自分の記憶を呼び起こしてみると確か、

人間の脳は自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。

「知っている」ということの実態はその程度であり、ここに「ある種の壁」が存在する。

同じ事柄を見聞きしても、現実の捉え方は三者三様になる、というような事が書かれていました。

 

簡単に言うと、人間は自分が「わかった(これ以上は知らなくていい)」と判断したらそれ以上は知ろうとしない。だから、「知っている」のレベルには個人差がある。

よって、このギャップがある以上、お互いが「知っている」ある物事について話してもある程度は分かり合えるが完全に分かり合える筈はない、という事でしょうか。

 

例)リンゴについてAさんBさんが話していても

リンゴ → Aさんの理解フィルタ → Aさんの思い描くリンゴ

リンゴ → Bさんの理解フィルタ → Bさんの思い描くリンゴ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、人それぞれ人生経験によって得た情報(知識)は違い、何より感性となると十人十色。

学生時代に同じ部活で青春を過ごした親友と「あの試合覚えてる?あの場面は最高だったよね!」と思い出話をしている時も二人の頭の中にイメージされた「あの試合のあの場面の情景」は若干ズレているのかぁ、と思うと少し寂しい、USBメモリで簡単に複写できたら良いのに(笑)。

 

 

日常生活での何気ない会話でも伝えたいことを100%伝えることは難しいんだなぁ、と、

仕事をするうえで分かりやすく伝える努力の大切さを改めて感じました。

 

それではまた。