こんにちは。レンタル事業部の太髙です。

「アニメージュとジブリ展」

(公式サイト:https://www.ctv.co.jp/animage-ghibli-nagoya/

に行ってきましたので、その感想です。

 

ジブリパークや、三鷹の森ジブリ美術館のように最初から最後までジブリ一色というわけではなく

アニメージュという商業アニメ誌の創刊と、

ジブリの設立~今に至る歴史が時系列でシームレスに展示されています。

前半からじっくりと日本アニメ史を俯瞰する、なんてマニアックな見学もできますし、

中盤以降は完全にジブリ展覧会になるので、そこまでは駆け足するなんてこともできる展示になっています。

 

個人的にはジブリが好きなわけではなく、

「ナウシカ」と、「紅の豚」と、「トトロ」と、「風立ちぬ」という作品が好き、という立ち位置で、

今回はナウシカの立体造形物を見る目的で出向いたというのが本当の所。

ナウシカ好きには解ってもらえる、なんちゃって小道具(チコの実や腐海の植物の胞子等)や、

実物(?)ナウシカの飛行スーツ、巨神兵の残骸ディオラマ、他にも天空の城などが鎮座しています。

 

特にナウシカの飛行スーツが、アニメや漫画設定の解像度を上げた造りになっていて、

実際着ていたかのような素材、縫い目のほつれ、ヤレ感が再現されているのは

一見の価値アリだと思うのですが…伝わるかなあ。

 

さて展覧会といえば会場終わりに物販コーナーがあるのが定番ですが、

本会の物販は、微妙に手の出しづらい価格、商品ラインナップになっていたのも面白いところでした。

思い切った価格設定がしてある、使い勝手良さげな商品もあれば、

リーズナブルながら、デザイン的にはやや攻め気味で「いかにも」感が半端ないアレとか

購買層に対する制作サイドの断捨離感が如何にもジブリっぽくて

上手いなあではなく、面白いなあと感心した次第です。

(公式グッズの一部はココから見られます)

https://www.ctv.co.jp/animage-ghibli-nagoya/goods/

 

この展覧会は、見学者ごとに違う「見たい切り口」がいくつも用意されており、

アニメ、ジブリに嫌悪感がなければ、いい年した私でも小さなお子さんでも

何か面白い発見があると思います。

あまり期間の猶予はありませんが6月11日(日)まで、松坂屋南館7F 松坂屋美術館で

開催されていますのでよろしければ。